シャンプーに適したタイミングと時間。お湯の温度は何度がベスト?
●シャンプー時間の目安は8分~10分
シャンプーで洗う時間の目安は8分~10分が理想です。
まずは最初の2分間を使って予洗いします。この予洗いはシャンプー前の準備のようなものなのです。
髪全体を濡らしただけでシャンプーをつけてしまうのではなく、髪表面についた汚れを落としたり、頭皮の汚れを浮かせたりします。
十分に流すことでシャンプーの泡立ちも良くなりますし、髪同士が摩擦で傷つくのも防ぐことができます。
2分間の予洗いが終わったら、次はシャンプーで泡立てていきます。このとき、直接シャンプー髪につけるのではなく、手のひらで少し泡立ててから髪につけるのがポイント。
シャンプーで泡立てつつ毛穴汚れも落とせるよう、頭皮マッサージもおこないます。
最後はすすぎです。シャンプーが少しでも髪や頭皮に残っていると、トラブルの原因になります。
このように、髪の長さ、頭皮マッサージの有無で若干違いが出ますが、シャンプー全体で大体8分~10分を目安におこないましょう。
シャンプーを8分~10分間行うというのは、意外と長く感じるかも知れませんが、頭皮を含めたヘアケアなので、髪の毛を洗うというよりは、頭皮をマッサージしながら入念に毛穴の皮脂や髪の汚れを落としていくイメージです。
ただし、「シャンプーのしすぎ」は逆効果です。
多くの人が沢山シャンプーをしておけば頭皮に良いと思っているかもしれませんが、それは間違っています。
理由は、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうからです。
皮脂を落としすぎると、今度はその落としすぎた皮脂をカバーしようと頭皮が勝手に皮脂を過剰分泌してしまいます。
これによって頭皮の毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、頭皮トラブルが出やすくなるので注意しましょう。
●シャンプーに適した温度とは?
シャンプーの温度は、熱すぎても冷たすぎてもいけません。だいたい36度から40度の間ぐらいの温度だと、頭皮の乾燥も防げるので理想です。
あまりにも熱すぎると、頭皮を痛めてしまい、白髪や抜け毛の原因になる可能性もあるといわれているので、十分に気をつけてください。
逆に冷たすぎるとどうなるかというと、頭皮を痛めることはありませんが、汚れを十分に洗い流すことができなくなります。
シャンプーをするときのお湯の温度の目安は、自分の体温よりも高いぐらいがちょうどいいという風に覚えておいてください。
●シャンプーの仕方
シャンプーは、お湯で濡らしてシャンプーとリンスやコンディショナーをただやればいいというわけではありません。頭皮と髪をいたわるための効果的なやり方というものがありますので、覚えておきましょう。
まずは、しっかりとブラッシングをして、髪をきれいにとかしましょう。髪は濡らす前のほうが効果的です。
ブラッシングを軽くするだけで、髪の表面について汚れも落とすことができますので、シャンプーの効果があがります。
次に、お湯ですすいでいくのですが、お湯ですすぐ際には、2分程度しっかりとすすぎらいをしましょう。
ただ髪を濡らすだけというよりも、お湯だけである程度の汚れを落とすという気持ちですすぐことが大切です。割合的には、7割から8割の汚れをこの段階で落とすのが理想です。
すすぎの段階で、しっかりと汚れを落としておくと、シャンプーの泡立ちも良くなります。
しっかりとすすいだら、2分ほどかけてしっかりとシャンプーで頭皮を洗い、まんべんなくマッサージができたら、5分程度かけてしっかりとすすいでください。
●シャンプーの注意点
シャンプーは、やりすぎると頭皮を痛めてしまいます。
夏などは、朝と夜の2回シャンプーで頭を洗う人も増えますが、皮脂を洗い落としすぎると、逆効果になる場合もありますのでご注意ください。
皮脂は、洗い流せば流すほど、分泌量が増える傾向にあります。何度も洗うよりも、1回のシャンプーでしっかりとマッサージをして、洗い残しがないようにすることのほうが大切です。
洗い残してシャンプーの成分が頭皮に残ってしまうと、フケや抜け毛、白髪の原因になります。