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頭皮のにおいの3つの原因と、その基本的な対策について

頭皮のにおいの原因となるのは、基本的には以下の3つです。

1 皮脂の酸化
2 雑菌の増殖
3 ニオイ物質「ノネナール」

今回は、この3つの原因について詳しく見ていきます。

頭皮のにおいの原因

皮脂の酸化

皮脂は、肌を保湿したり保護したりするために、重要な役割を果たしているのですが、毎日大量に分泌されるため、しっかりと洗わないとどんどん溜まっていきます。

そして、洗い流すことができずに頭皮に溜まった皮脂は、酸化してにおいを発生させます。かゆみやフケが出やすいのも、このことが原因となっています。

雑菌の増殖

十分に洗い流せなかった頭皮の皮脂や、シャンプーの洗い残しが頭皮に残ったままになると、それらをエサとしている雑菌がどんどん繁殖して、においを発生させます。

ただし、皮脂を取り除きたいからといって、洗浄力が高い人工的な化学物質である石油系の界面活性剤などが入っているシャンプーの利用はご注意ください。

皮脂は、取り除きすぎると分泌量が増えるという特徴がありますので、必要以上の分泌を促してしまう可能性があります。

ニオイ物質「ノネナール」

ノネナールは、加齢臭の原因となるニオイ物質です。

40歳を過ぎたあたりから、皮脂に含まれているヘキサデセン酸という脂肪酸の一種が増えやすくなるのですが、その脂肪酸を肌に常駐している菌が分解するときに、ノネナールが作り出されます。

この常駐菌は、ノネナールを作り出しながら撒き散らしますので、ニオイが発生するという仕組みです。

頭皮のにおいの対策

以上の内容をふまえたうえで、ここからは基本的な対策について見ていきます。

シャンプーで髪を洗うときに優しく地肌を洗う。

毎日のシャンプーで、髪だけを洗う人や、頭皮も洗うけどゴシゴシとこすりすぎる人がいますが、これらの洗い方をしている場合、その行動が頭皮のにおいの原因になっている可能性があります。

頭皮は洗いすぎると皮脂の分泌量が増えるためですが、そうならないように、頭皮は優しく洗ってください。シャンプーの泡をしっかりと泡立ててから、その泡で洗うようにするのが好ましいです。

しっかりとドライヤーで髪を乾かす

髪を洗ったあと、自然乾燥をする人も多いのですが、頭皮の臭いが気になっている場合は、これはNGです。髪を濡れたままにしておくと、雑菌が繁殖しやすくなるため、その雑菌を分解するために分泌される脂肪酸が増えてしまいます。

油っこいものをできるだけ食べないようにする

油っこい食べ物は、さまざまなニオイ物質をつくり出します。

においがキツイ人というのは、普段から体臭の原因となるような食べ物を好んで食べますので、できるだけ穀物や野菜、果物などをバランスよく食べるように心がけましょう。

ビタミンCにはニオイを抑制する効果もあるので、豊富に含まれているピーマンやブロッコリー、パプリカなどを食べるとよりいいですね。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足や寝不足によるストレスも、においを物質を生み出す原因となります。

毎日の生活を見直してみて、遅い時間までテレビやスマホをみているようだったら、それらを利用する時間を自分で決めて、早めに寝るようにしてみてください。

生活が不規則だと良いことはありません。

シャンプーをかえてみる

合成洗剤が入ったシャンプーは、しっかりと洗い流したり、洗いすぎないように気をつけたりと、何かと大変です。

頭を洗うのにも長年のクセようなものが染み付いてしまっているので、急にやり方をかえるのもなかなか難しいものです。そんなときは、シャンプー自体をかえてみましょう。シャンプーを変えたら、すぐににおいがなくなるなどの結果が出ている人もたくさんいます。